防災生活研究会は、東京ビッグサイトで10日まで開催されている「第10回総務・人事 ワールド」内の「第9回オフィス防災EXPO」にて、カバンやランドセルに入れて常時携帯できる簡易ヘルメット「A4シェルター・タフ」の展示を行った。 頭部を守る装備として信頼性の高い工事用ヘルメットなどは、そのサイズから通勤・通学時に常に携帯するのは難しい。本製品は収納時の寸法が縦横300×225mm、厚さ18mmととほぼA4サイズのクリアケースの形で重さも約450g。コンパクトなので持ち運びに適している。机の引き出しや本棚など、いざという時に取り出しやすい位置に収納しておくことも可能だ。 素材はヘルメットにも使われるポリプロピレンでできており、軽量ながら強度も十分。三角形の笠状で衝撃を受けにくい「ショック・オフ」構造により、防災頭巾を大きく上回る衝撃吸収性能を実現。ガラスや蛍光灯の破片からも顔や首元を守ることもできる。透明なので視界も広い。 付属品は装着時に目の高さにくるようにセットされたLEDライト、防水・防風などに使える120×120cmの多目的ビニールシート、災害時の手引きや本人確認用のカードで構成された「自分防災カード」など。価格は2,500円(税別)。