「日本ものづくりワールド2015」(東京ビッグサイトで26日まで開催)内の「第26回設計・製造ソリューション展」に出展しているBRULE(正式表記は「E」の上に「′」)は、タブレットと自走式のロボットを組み合わせた「Double Robotics」のデモ展示を行った。 車輪型の自走部分、ポール、タブレットホルダー(タブレット自体は別売り)で構成された製品で、利用時に装着するタブレットは、ロボットの目、口、耳として機能する。遠隔操作でロボットを動かしたり、タブレットのカメラやディスプレイを通じて、遠隔地の人とコミュニケーションが取れるという製品になる。 具体的には、遠隔地にいても会議に出席できたり、現地に行かなくても視察などが行えたりと、アイデア次第でさまざまな使い方が考えられる。タブレットのディスプレイに自分の顔を映して、ロボットを動かせば、一定の存在感を発揮した、会議参加や視察、指導が可能になる。 ちなみにタブレットの設置位置は子どもくらいの高さ(120~150cmまで調整可能)なので、カメラがとらえる画角は人間の目線に近い。 基本的には、室内使用を想定した作りになっており、障害物に関しては1.2cm程度なら乗り越えることも可能。プラットフォームは、iOSかdesktop Chrome web browserに対応。iPadなら、第二世代以降に対応するが、iPad miniシリーズに関しては、ホルダーが対応していないので利用できない。 ネット環境さえ整っていれば、自由に室内を動き回ることができるので、昼間は来客のおもてなし、夜間は巡回警備に使うといった活用法も可能だ。 同社のWebサイトによると、価格は349,800円(税込/タブレットは別売/6月25日現在)。