インテックス大阪で開催された「防犯防災総合展 in KANSAI 2015」において、錦城護謨は、視覚障害者用誘導ソフトマット「歩導くん NEO」の展示を行った。 本製品は、視覚障害者向けのいわゆる「点字ブロック」としての役割を果たす誘導マットで、「点字ブロック」の場合は、床を剥がして埋め込むといった工事が必要なところを、本製品は両面テープで床に貼り付けるだけで設置が可能だ。 また、いわゆる点字ブロックの場合、ゴツゴツとした凹凸があるため、車いすや足が不自由な人たちには不便さを強いることがあったが、本製品は樹脂性で、凹凸も控えめのため、さまざまな障害を抱えた人に配慮した作りになっている。 「凹凸が少ないことで視覚障害者は不便に感じないのか?」という疑問を持つが、本製品は視覚障害者が開発に参加しており、白杖で叩いた時の通常の床との音の違い、足裏に伝わる感触の違いにより、この誘導マットを認識できるため、問題はないとのこと。 オプションになるが、蓄光タイプにしたり、ピクトグラムでマットに床面サインなどを入れることも可能。豊富なカラーバリエーションを揃えているので、設置場所のデザインに適したものも選べる。気軽にレイアウト変更もできるので、災害時の避難所などでの活用などにも適している。