独立行政法人防災科学技術研究所が主催し、内閣府、文部科学省などが後援を予定している「第6回防災コンテスト」が4月から開催される。2010年から毎年開催されており、参加資格は「地域の防災力を高めたいと考えている方」なら誰でも可能となっている。 インターネットを使用したマップ作成システムを利用して防災資源や危険箇所などを地図に表す「e防災マップ」と、地域の防災対策などを物語形式に整理した「防災ラジオドラマ」の作成と活用を通じて、災害に強い地域社会づくりを目指しているものとなっている。 「e防災マップ」は地域の防災資源や危険箇所をはじめ、災害時に行う対応や日頃行う防災活動などを地図として空間的に表現したもので、自分の地域の防災を理解し改善したいグループが気軽に取り組めるもの。学校や地域グループでの参加が多い。 「防災ラジオドラマ」は自治会や町内会、学校など、地域のさまざまな関係者が協働して意見交換を行い、物語形式で整理、ラジオ放送や学校内放送、インターネットなどで公開して防災意識を高めるのが狙いだ。応募締切は2015年12月下旬、結果発表は2016年2月上旬を予定している。