TOAはフルHD画質の高精細防犯カメラシステム「HD-CVシリーズ」を拡充し、録画装置「HD-SDIレコーダー」など計3機種を発売開始した。 放送用ハイビジョンデジタル信号のHDI-SDI規格に対応したレコーダー「H-R081-4」と「H-R161-8」の2機種は、カメラ数が8台/16台に対応し、HDDをそれぞれ4TB/8TB搭載する。 いずれもH.264画像圧縮方式を採用し、長時間録画に対応。「H-R161-8」の場合、最大535時間連続で、カメラ16台分のフルHD映像を同時に記録(解像度:Full HD、画質:標準、録画レート5ips、音声:なしの場合)することが可能となっている。 また、録画データのバックアップにはUSBメモリーを使用しているので、記録映像をコピーして取り出すことも簡単に行える。他にもネットワーク接続機能を有しており、LANなどを通して離れた場所から映像を確認可能。本機能は当社従来商品アナログカメラシステムと混在させることができ、最大64台のデジタルレコーダーを統合するシステムの構築ができる。 一方、同軸ケーブルを経由して電源を供給するユニット「H-P1108」は、カメラ8台を接続して、カメラ及び同軸延長ユニットに電源を供給、通常150mのケーブル距離を同軸延長ユニット経由で最大600mまで延長することができる。公園や屋外施設など、広い敷地を持つ施設での導入にも対応する。 価格はオープン価格となっており、集合住宅、商業施設、オフィスビル、病院、工場、公園、屋外施設などでの導入を想定している。