インテリジェンスが運営する求人情報サービス「an」は8日、若者のライフスタイルやアルバイト経験、将来・仕事観についてまとめた最新報告書「an若年層白書2014」の全文を公開した。全国の15~24歳までの男女2,476人から回答を得た。 「an若年層白書2014」としては6回にわたり情報を公開しており、最終回となる今回は「不透明な世の中を、スマホをたたいて渡る若者たち 堅実で安定志向な若者の武器はコミュニケーション能力」として、若者とデジタルの関係を扱っている。 それによると、「いまの若者」は、不況、年金問題、就職難など、ネガティブなニュースに囲まれて育った一方、日常的にPCや携帯電話、スマートフォンなどのデジタル機器に触れながら育った、典型的な「デジタル世代」となり、「ネットなどを駆使し入手できるさまざまな情報によって、実践前から結果がわかってしまうためか、安定志向」だと指摘している。同時に、安定志向だからこそ、働くことへの意欲が高く、仕事に対して真摯な考えを持っているという。 また、SNSなどでの情報共有・発信に長けており、自己伝達能力・空気を読む能力・コミュニケーション能力が高く、これらが仕事を円滑に進めていく「協業能力」にもつながっていくと推察されている。