CEATEC JAPAN 2014でのオムロンのブースには、世界初となる透明なプレートを用いた三次元静止画像の投影技術が展示されている。 今までの大掛かりな設置やシステムが必要だった空間投影を、薄いプレート1枚とLED1個だけで実現した。 プレートの素材は、アクリルなど問わず、プレートの中に数万個のレンズを埋め込み、LEDを投影することで虚像が映し出される。プレート1枚に1色の光を映し出すので、それを応用し数枚のプレートを用いカラフルな動きのある三次元映像を投影していた。 このシンプルな構造により、例えばショーウィンドウのガラスに貼り付け、インパクトのあるポップになったり、駅など公共の場所に設置すれば動きと空間を利用したより分かりやすい案内表示になるなど、あらゆる場面に応用できる。また、浮きあがったスイッチの映像に手が触れるだけで反応する「空中スイッチ」も実際に体験できる。