「ラブストーリーズ」は、人間の「愛」の可能性を探る恋愛映画のシリーズ。さまざまなやり方で愛の姿にアプローチしてきた6人の監督が、それぞれの経験とセンスを生かして新しい「愛」の形の表現を試みている。『妻が恋した夏』はその第4弾で、主演は宮地、監督は、いまおかしんじ。
宮地は、グラビアアイドルとしてデビューし、NHK連続テレビ小説のヒロインとなった後、映画や舞台でも幅広く活躍している。本作でも、それらの経験で培った演技力をもって、さまざまな恋愛感情を併せもつ大人の女性を演じる。
本作は、宮地が演じる妻が妊娠3か月であることを黙って死ぬところから始まる。疑心暗鬼になっていく夫は、妻の足跡をたどる。やがて、自分の知らなかった妻の顔が浮かび上がってくる……というストーリー。人間の弱さ、哀しさ、命の尊さとはかなさを表現したヒューマンドラマに仕上がっている。
夫役は戦隊ヒーローから実力派俳優に駆け上がった金子昇、“恋敵”役はミュージカルで多くの女性ファンを魅了した河合龍之介が、それぞれ務める。彼らが宮地とどう絡んでいくかも注目される。
『妻が恋した夏』は、10月11日より、新宿・ケイズシネマにて公開。