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本気度を世界に示す……HTCのチョウCEOが最新モデルをアピール

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KDDIの田中孝司社長がゲストとして登場
  • KDDIの田中孝司社長がゲストとして登場
  • HTC Corporationのピーター・チョウCEO
  • 最新モデル「HTC J butterfly HTL23」
  • 背面に2つのカメラユニットを搭載する「DUO CAMERA」が特徴
  • 手に馴染みやすい丸みを帯びたデザインが特徴
  • 田中氏とチョウ氏のトークステージ
  • ハーマンインターナショナルの仲井一雄社長
  • HTC NIPPONの村井良二社長
 次にHTC J butterflyのサウンド面を共同で開発したオーディオメーカーを代表して、ハーマンインターナショナルの代表取締役社長 仲井一雄氏が壇上に登った。

 今回の新端末の音づくりについては「デュアルフロントスピーカーやイヤホンに最適な音質チューニングを行った。イヤホンはベースモデルの「J22i」の優れた音質特性を継承しているし、内蔵マイクもトップクラスだ。新しい"LiveStage”のDSP機能は、ヘッドホンで聞く音楽のクオリティを向上させるために開発した。通常スピーカーで音楽を聴く時には、壁や天井からの反射音が耳に届くことで、音楽の空気感やライブ感をつくりだしている。耳穴に入れて聴くヘッドホンの場合、音の広がりに限界が生まれものだが、イヤホンリスニングでもスピーカーの音を実現している。サウンドイメージとサウンドステージを本来の姿に戻せるテクノロジーだ」と特徴を紹介。「最先端の機能を持つHTC J butterflyにベストな音楽体験をもたらすはず」とアピールした。

 HTC NIPPONからは代表取締役社長の村井良二氏が出席。「HTCでは常にユーザーのために最高の使い勝手を追求してきた。新機種ではさらに性能を高めながら、使いやすさも磨きをかけた。妥協しない洗練されたデザインも含めて大きく進化した端末は、商品力が大幅にアップしたと自負している。従来からのHTCファンの皆様だけでなく、初めてスマホを使ってくれるお客様にもぜひおすすめしたい商品だ」と呼びかけた。

 発表会の壇上で行われた質疑応答の模様は以下の通りだ。出席者はHTC CEOのピーター・チョウ氏、アジア統括のジャック・トン氏、HTC NIPPONの村井良二氏

――巷ではHTCからスマートウォッチが発売されるというウワサもあるが、KDDIから国内発売ということも有り得るか。

HTCは常に新しいコンセプトや製品、サービスにチャレンジしている。だが今日は「HTC J butterfly HTL23」の発表会なので、本機以外のコメントは控えたい。

――中国本土ではチャイナモバイルが携帯のハイエンド機種に対する補助金をカットすることを発表したが、HTCの戦略に影響はあるのか。これに伴って日本市場がより重要になると思うか。

現時点でのコメントは難しい。情報が共有できるようになれば明らかにしたい。いずれにせよ中国は重要で大きな競争市場の一つ。絶えずマーケットは変化しているので、新しいサービスやネットワーク、ビジネスモデルが出てきて変わっている。HTCは可能な限り俊敏に順応していきたい。製品ポートフォリオとして、競争力を保てる商品を出していきたいので、補助金に頼ることなく競争力は上げていく。日本市場はHTCにとって重要性の高い市場。単に市場参入のためだけでなく、日本のマーケットから多くのことを学びたいと思っているからだ。日本市場で培ったノウハウを他のマーケットにも適用させて成功したい。

――イノベーションだけではシェアが取りづらい環境の中で、再び経営を立て直すコツはあるのか。重要視しているマーケットのセグメントは。

継続的に新しい価値を提案して競争優位性を獲得していくことはビジネスの常道。中でも重要なのはデザイン、ユーザーエクスペリエンスとサービス。今後は様々な付加価値をクラウドベースのサービスとして提供したり、スマートフォン以外の製品も考えている。インターネットを使った価値も提供していきたい。コンシューマー体験を理解して、どの部分の品質が重要なのか、パートナーと協力しながら消費者ニーズを高めることに注力したい。

――以前はBeatsAudioとの協力関係で端末を開発してきたが、当時は何を期待していたのか。またなぜ株を売却してしまったのか。

差別化したエクスペリエンスをカメラとサウンドの両面から注力していくいうことを、HTCでは数年前に決めて実践してきた。主にハードウェアでのことだが、ソフトウェアも通じて全体的な体験を強化したいと考えている。最新のスマートフォンではベストのサウンドエクスペリエンスを提供できていると思っている。これは様々なパートナーシップを通じて学んできた精神だ。

――他のOSへの展開は。

スマートフォンは今後も継続して多くの方々にとってユーザーエクスペリエンスを広げるハブになっていくと思う。アプリを通じてハードウェアとして使われたり、ウェアラブルもあるが、スマートフォンはますます重要な役割を果たすだろう。今後とも強いプラットフォームで在り続けると思う。最適なポートフォリオを提供していきたい。

――SIMフリー端末をどう扱っていく

オペレーターとのパートナーシップがとても重要。これからもオペレーターとの協力関係を大切にしていきたい。
《山本 敦》
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