28日、全国各地からこだわりの蔵元が東京四谷・荒木町の飲食店に集結、はしご酒が体験できる「荒木町で全国日本酒巡りVol.2」が開催された。 会場には全国から集まったこだわりの蔵元として、福井県の源平酒造、新潟県の下越酒造、栃木県の島崎酒造、静岡県の君盃酒造、群馬県の土田酒造、島根県の青砥酒造、岩手県の磐乃井酒造、千葉県の亀田酒造の8蔵が参加、蔵元直送の自慢の日本酒を振る舞った。 昨年12月に続き2回目の開催となる同イベントに約360名が参加、13時の受付開始とともにシャンパングラスを受け取ると参加者達は早々に荒木町の飲食店街に繰り出した。 イベントでは荒木町の飲食店8店舗が会場となっており、店舗に入るとお店特製の料理が用意されていたほか、各蔵元も待機して自慢の日本酒を振る舞った。普段、触れ合う機会の少ない蔵元と飲み手の対話に、参加した蔵元からは「こうやって、若い人に日本酒を飲んでもらえるのはうれしい」などと感想を語っていた。 イベントを主催するリカー・イノベーションの担当者は「荒木町にある魅力的な飲食店や全国にある蔵元さんをもっと知ってもらいたいと思いイベントを企画しました」と狙いを話す。 東京都内各地で月に一回こうしたイベントを開催しているといい、同担当者は「全国には、家族経営で規模の小さい蔵元さん、地産地消で現地に行かないと飲めない蔵元さんなど、名前は知られていないけどおいしいお酒を作っている蔵元さんが沢山います。こうした飲み手と作り手を繋ぐイベントを通じて、蔵元さんを盛り上げるとともに、街の活性化にもつなげていきたい」と話した。