東京都議会でみんなの党・塩村文夏議員へ「お前が結婚しろ」「産めないのかよ」といったやじが飛んだ問題について、明治天皇の玄孫(やしゃご)で憲法学者の竹田恒泰氏が23日、自身のTwitterで言及。「塩村さんには、上手に受け流して嫌味の一つでも言う余裕を持って欲しい」などとコメントした。 塩村議員が妊娠や出産に関する政策を尋ねた質問中に、「早く結婚しろ」「産めないのか」などと侮蔑的なやじが飛んだことをめぐり、発言者に対する批判が爆発している同問題。しかし、竹田氏は、自身が出演する「たかじんのそこまで言って委員会」(読売テレビ)で多産計画について発言する度に女性学研究家の田嶋陽子氏から「あんたが早く結婚しなさいよ」などと言われたという自身の経験を引き合いに出し、「でも男性蔑視などと話題になったこたもない。おなじヤジでも、立場が変わると大分違うものだと思った」と、今回のヤジ問題をめぐる反響との違いを語った。 田嶋氏からのヤジに対して「『私の事はほっといて下さい』とか『じゃ可愛い子を紹介して下さい』などと言って笑いにしてきました」とうい竹田氏。「無論人格を否定するヤジはいけませんし男女の違いもありますが」と前置きした上で、「塩村さんには、上手に受け流して嫌味の一つでも言う余裕を持って欲しいと思います」と求めた。