父の日は6月15日。世の中のお父さんを応援するかのごとく、映画業界でも40代、50代のハリウッドスターが、「若い者には負けん!」と身体を張ってアクションをこなす「親父アクション映画」が、父の日を挟んで劇場公開される。 父の日の前の週末、6月7日公開の『トカレフ』では、50歳を迎えたニコラス・ケイジが主演を務める。本作は、ソビエト製の拳銃、「トカレフ(TT-33)」によって何者かに娘を殺害された父親の復讐劇を描いたサスペンスアクション。全編を通してアクションシーンが満載で、主人公は犯人を捜すために死体の山を築いていく。ケイジはガンアクションだけでなく、ナイフを使ったバトルアクションやカーチェイスにも挑戦した。 『トカレフ』と同日公開の『ハミングバード』は、ジェイソン・ステイサムが元特殊部隊の男を演じ、復讐の鬼となるクライムアクション。ステイサムももう46歳、アクション俳優としての安心感を感じる人もいるだろう。 父の日を過ぎて6月21日公開の『ラストミッション』は、ケビン・コスナーが余命宣告を受けたエージェントを演じ、最後の任務に立ち上がるサスペンスアクションだ。59歳を迎えるコスナーもカーチェイスに挑む。煽り文句は「弱点、16歳の娘」。次の週、6月28日公開の『オールド・ボーイ』では、46歳のジョシュ・ブローリンが、20年間監禁された後に解放され、トンカチを武器に復讐する様を演じる。 6月は親父アクションスター達からパワーをもらえる?