東京ビッグサイトにおいて25日まで開催されている「第24回ファインテックジャパン」。ディスプレイ関連製品で特に目を引いたのは、ディ・エム・シーとタッチパネル研究所の製品だ。 ディ・エム・シーは、静電容量式の70インチ大型タッチパネルを出展していたこの大型タッチパネルは、2枚のパネルを組み合わてXY軸の電極を形成する通常の方式ではなく、メタルメッシュフィルムを使って1枚のパネル上でXY軸の電極をつくっていることが特徴だ。 メタルメッシュフィルムは抵抗値が低いため、大型化しても感度が落ちずに利用できるという。展示ブースでは、この70インチ・タッチパネルを電子黒板に組み込んでデモを実施。このほかにも小型タッチパネルで、ガラス-ガラス、フィルム-フィルムなど用途に合わせてパネルを選べるバリエーションの広さをアピールしていた。 一方、タッチパネル研究所は生活防水に対応した32インチのタッチテーブルを展示。誤ってテーブルで飲み物などをこぼしてしまっても、タッチテーブル自体は壊れないため、喫茶店のような場所で漫画などの電子コンテンツを楽しめる。32インチで読む漫画は文字も大きく、紙芝居的な感じで斬新だ。 タッチテーブルのOSとしてWindows 8を採用しており、インターネットにアクセスし、ネットオークションを行ったり、ディーラでのクルマのプレゼンや、不動産の物件を提案したり、利用シーンはさまざまだ。また軍手など手袋をしてもタッチ動作が行えるため、工場でも利用できるだろう。