ワコールは3月31日、同社の一部サイトが、不正アクセスにより改ざんされていたことを発表した。4月3日現在も、同社の50近いサイトが一時閉鎖中となっている。改ざん期間などは調査中で、復旧予定は未定。 発表によると3月28日に、一部検索サイトにおいて、同社サイトが「コンピュータに損害を与える可能性がある」と判定される事象が発生。調査の結果、サイトの一部が改ざんされていることが判明したため、同日17:30に関連サイトをすべて閉鎖し、詳細調査を開始したという。 被害を受けたサーバは「www.wacoal.jp」で、改ざんされている状態で、対象サイトを閲覧した場合、不正なサイトに誘導され、ウイルス感染や不正プログラム侵入のおそれがあるとのこと。顧客情報の漏えいは確認されていない。また、ユーザーからの被害報告もないとしている。 同社では、関連サーバもすべて停止させ、事実調査とセキュリティ強化等の対策を実施しているとのこと。そのため、「www.wacoal.jp」をはじめ、「www.amphi.jp」「www.w-wing.jp」「store.wacoal.jp」「www.crosswalker.jp」「www.studiofive.jp」「www.lasee.jp」「www.lunch8.com」「www.nanasai.co.jp」など、モバイルサイトやスマホサイトなど、50近いサイトが一時閉鎖中となっている。