KDDI、沖縄セルラーは22日、auスマートフォン・タブレットの14年春モデルを発表した。発表会に出席した代表取締役社長の田中孝司氏は、質疑応答の壇上、ならびに発表会後の囲み取材で記者からの質問に答えた。――Firefox OSの進捗はどうか。 来年度内(14年度内)の商品化・発売に向けて開発している。ここでも他と少し違った“auらしさ”を打ち出していくので期待して欲しい。良い形で興味を引けるように発売する考えだ。――来年度中にと決めている理由は。 もう開発しているので、いつ発売するかだけ。Tizenで検討されているドコモさんとはスタンスが違うと思う。Android、iOS、Firefoxのラインナップになるが、Firefox OS特有の差別化要素を活かしながら、レイトマジョリティーではなくギーク層を狙う。――Firefox OS以外の可能性はあるのか。 色々検討はしているが、いま開発が先行しているのがFirefox OSだ。――“auらしさ”を強調していくためのFirefox OSでもあるのか。 発売の時には「ちょっと変なこと」をやるので、楽しみにして欲しい。――Windows Phoneのアフターケアはどう考えている。 色々検討はしているが、ここで明確なことは申し上げられない。――Windowsタブレットはどうする。 流行り始めていることは認識している。いまWindows XPのサポート終了に伴うPCの駆け込み需要が起きている。その後の動向を少し静観してから考えたいと思っている。――LTEの国際ローミングサービスの魅力を訴求しているが、料金的に高いのでは。SIMロックを外す対応も考えてはいないのか。 まずは国際ローミングの対応地域、国を増やしていきたいと思っている。ドコモに比べて少し高いという意見もあるが、私はそう思っていない。料金について不満の声が多ければ対応していく。SIMロックはビジネスモデルがまだ熟成されていないと考えている。今後どうするかはまだ検討中だ。今のところ販売モデルは“2年縛り”が主流になっているので、少し時間がかかるとみている。――アップルがSIMフリーのiPhoneを出してきたが、影響はあるか。 今はまったくない。――980円の格安SIMも流行し始めているが、どう捉えている。セカンドブランドのような展開は。 レイトマジョリティーの価格戦争の中で、当社も何かをしていかなければとは考えている。いまMVNO各社が積極的に取り組まれていることは良いことだと思う。セカンドブランドについては社内で話も出てきているが、まだお話しできる段階にない。――キャリア3社間の競争関係は変化しているのか。今後の競争がどうなっていくとみている。 先頃ドコモから純増数が好調という発表をしていたが、当社としてはMNPの成果がキャリアの競争力を表すものだと考えている。そこの部分でauが1位を堅持している強さをアピールする。iPhoneが各社出そろったので、全体の流動市場は大きくない。KDDIはどうやって先に駒を進めていくのか、同質性の中での違いを追求していく必要がある。繰り返しになるが、“auらしさ”とは何か、もう一度自分たちに問いかけながら独自性を打ち出して、次のステージに向かっていきたい。――昨年冬モデルで発表された「isai」の反響はどうか。 当社としてはauオリジナルモデルを大事にしているし、取り組みを続けていきたい。各シーズンで新しさを打ち出していく。isaiは販売当初はスロースタートだったが、年末年始にかけて数字もあがってきた。お客様が当社の取り組みをきちんと評価していただいたと感じている。引き続き頑張っていきたい。
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