映画『ホビット』3部作の最新作、『ホビット 竜に奪われた王国』の公開に先がけ、5日午前7時(日本時間)より、ファン・イベントが世界各国同時に開催された。 ロサンゼルス、ニューヨーク、ロンドン、ウェリントン(ニュージーランド)4都市の劇場それぞれに、ピーター・ジャクソン監督、オーランド・ブルームらキャストらが登壇。米CNNの人気司会者アンダーソン・クーパーをMCに迎え、各会場を衛星回線で結び、登壇ゲストがファンからのQ&Aに応えるほか、長尺のフッテージ映像が世界初披露された。又イベントの模様は、ベルギー、ドイツ、スペイン、メキシコ、フランス、イタリア、オーストラリア、カナダの劇場にライブビューイングされた。 イベントは、次回作の撮影の為参加できなかったビルボ・バギンズ役のマーティン・フリーマンの映像からスタート。「この映画は僕にとっても冒険のようでした。ビルボが、ガンダルフが、ドワーフが、そしてホビットが、僕らをどんな冒険に連れて行ってくれるのか、皆さんに見てもらうのが楽しみで仕方ありません。今回は、レゴラスも登場しますし、新しいエルフも登場します。みなさんが、中つ国へ僕らと一緒に戻って来てくれることを願います」とファンにメッセージを送った。 ファンからの質問コーナーでは、新たなエルフ、タウリエルを演じたエバンジェリン・リリーが、「ティンカーベルを参考にした」と語り、10年ぶりに作品に戻って来るオーランド・ブルームは「ニュージーランドに行って最初にしたことは、レゴラスの衣装がまだ入るかを試したことだった」などとエピソードを披露。 監督のピーター・ジャクソンは、これだけキャラクターが増えてしまったことに関して「フィルムメーカーはキャラクターを通して物語を語りたいと思うものだから、物語を語る過程において、キャラクターが発展していくのはむしろ自然な流れだった」と説明した。 尚、同イベントはインターネット上でもライブストリーミングされた。 『ホビット 竜に奪われた王国』は2014年2月28日より新宿ピカデリー・丸の内ピカデリーほか全国にて公開。配給:ワーナー・ブラザース