人々の装いについての文化や社会現象などを考えていく会「シンクオブファッション(Think of Fashion)」が、金沢にてシンポジウム「アンリアレイジの哲学」を11月3日に開催する。
金沢21世紀美術館で開催中のフィロソフィカルファッション2「アンリアレイジ“ア・カラー・アン・カラー”(ANREALAGE “A COLOR UN COLOR”)」展に合わせ、同美術館内のシアター21でアンリアレイジを多面的に語る。前半は、同展キュレーターを務める平林恵による「現代美術館でファッションを展示すること:アンリアレイジの場合」、アンリアレイジのショーで音楽を手掛ける作曲家の杉原一平による「音楽の側面からみたアンリアレイジ―モノ作りに対するアプローチの共通性」、文化学園・女子美術大学非常勤講師の菊田琢也による「歴史と時間アンリアレイジにおける『変移』について」、武蔵大学非常勤講師の工藤雅人による「にていることとはちがうこと――アンリアレイジのてつがく」の講義。後半はその議題を受けたフリー議論を行う。