ヤフーは10月1日、インターネット検索を起点とした新たなネット予約サービス「Yahoo!予約」を公開した。飲食店から開始し、今後、他の分野にもサービスを拡大していく予定。 飲食店の予約は電話経由が約9割と言われる一方、その前の店舗を探す段階では、ネット検索が活用されている。今回ヤフーでは、「検索と予約(オンライン)で飲食店(オフライン)に集客する」というO2Oの取り組みとして、「Yahoo!予約」を展開する。 「Yahoo!予約」は、Yahoo!JAPANの検索窓から行きたい飲食店や施設を検索すると、検索結果ページから直接予約ができる。「Yahoo!予約」を利用している飲食店では、検索結果ページに予約リンクが表示される。そのリンクを押すと予約ページに移動し、24時間予約が可能になる。利用は登録なしでも可能。Yahoo!JAPAN IDでログインした状態では、基本情報(名前、連絡先など)の入力が省略できる。 「Yahoo!予約」のネット予約可能店舗は、Yahoo! JAPANが直接契約している飲食店だけでなく、大手グルメサイト「ぐるなび」や厳選レストラン予約サイト「一休.comレストラン」などのパートナーとも連携する。開始時点で、自社とパートナーを合せたネット予約可能店舗数は約3,500件。 飲食店側には、予約管理ツールを提供。料金プランは、予約実績に応じた「成果報酬型の従量課金」となる。なお、「Yahoo!予約」のスタートを記念し、サービス開始から1年間は無料(通常は予約1人あたり200円)。