富士通と日本マイクロソフトは7日、明治安田生命に、営業職員向けオリジナル新営業端末「マイスターモバイル」として、約3万台のWindows 8タブレットを納入したことを発表した。国内最大、かつ世界最大級のWindows 8タブレット導入事例とのこと。 「マイスターモバイル」は、広視野角12.1インチ液晶、大容量バッテリーを搭載しながら、薄さ15mm、重さ約880gを実現したタブレット型パソコンだ。タッチパネルには、静電容量と電磁誘導の両方式に対応したパネルを搭載し、指で滑らかに操作できるだけでなく付属の専用ペンで手書き入力や細かい操作も可能となっている。また、画面上に手を置いたままでもペン入力を可能にする機能も搭載している。モバイル通信では、NTTドコモ「Xi」に対応した無線WANモジュールを内蔵する。 システムセンターで顧客情報を一元管理することで「マイスターモバイル」内にデータを保持しない仕組みを継続し、端末内蔵ディスク(SSD)を暗号化することでセキュリティ面にも配慮したという。 明治安田生命は、2013年9月から順次、本タブレットを活用した営業活動を、国内約1,200か所の拠点で展開する計画だ。富士通と日本マイクロソフトはこの取り組みを全面的に支援しており、OSには国内生命保険業界初となる企業向けWindows OS「Windows 8 Pro」を採用し、最適なWindows 8タブレットを新たに開発したとしている。