ニューヨークファッションウイークにて発表されたドレスブランド「タダシ・ショージ(TADASHI SHOJI)」の13-14AWコレクション。デザイナーはロサンゼルスを拠点に活動している庄司正。テーマを「ロシア・ロマノフ王朝の貴族の物語」と題し、ロシアの伝統衣装やロシア正教の祭司衣装からインスパイアされたゴージャスなドレスが登場した。ロシアの民族柄プリントや幾何学柄の刺繍などが随所に要素として取り入れられている。ダイナミックにギャザーを入れて膨らませたり、バックにゆとりを持たせたり、コクーンシルエットを形作ったりと構築的なモデリングを見せる。バストダーツはウエストやセンターラインに分散し、デザインポイントとしたディテールが見られた。素材はチュールやレースなどのドレッシーなテキスタイルとウエットスーツに用いられるネオプレンをミックス。エレガントさと着易さを追求している。