山田洋次監督が初のラブストーリーを描く『小さいおうち』の製作発表会見が4月15日(月)、都内のスタジオで行われた。第143回直木賞を受賞した中島京子の小説「小さいおうち」を原作とする本作。山田監督が、「これは、ぼくの物語でもある」と登場人物のひとりに自身を重ねたと語るこの物語は、大学ノートに綴られた“小さいおうち”での小さな恋愛事件を通して、昭和と平成の2時代に生きる人々の暮らしを丁寧に描いたものだ。主人公・時子を松たか子が、そして共演陣には吉岡秀隆、黒木華、片岡孝太郎、妻夫木聡、倍賞千恵子と豪華な実力派の顔が並んでいる。この日公開されたのは、事件が起きる場所“小さいおうち”の実際にロケで使用されるセット。5月末にクランクアップ予定だが、赤い屋根が印象的なちんまりとした、この“小さいおうち”でどんなドラマが巻き起こるのか?『小さいおうち』は2014年1月、全国にて公開。