トレンドマイクロ株式会社は3月12日、Android端末を狙う不正プログラムの数が無視できないものであるとして、ブログで注意喚起を発表している。アプリマーケット「Google Play」が提供しているアプリの総数は約70万個であるが、同社では200万個以上のアプリを解析している。解析の結果、いくつかの信じがたい事実が判明したとしている。解析したアプリのうち、29万3,091個が「明らかに悪意のあるアプリ」として分類され、さらにそのうちの15万203個が「高リスク」に分類された。なお、Microsoft Windows では、不正なコードの数がこの数に到達するまでに14年の年月を要している。また、悪意のあるアプリに分類された29万3,091個のうち、6万8,740個がGoogle Playから直接提供されていた。さらに、解析したアプリの22%が、ネットワーク、「ショート・メッセージ・サービス(SMS)」、または電話を介して、ユーザの情報を不適切に流出させていた。多くの場合、流出した情報には「端末識別番号(IMEI)」「SIMカードの固有番号(ICCID)」、連絡先情報と電話番号が含まれる。一部のアプリは、マイクやカメラも利用して(他のさまざまな種類の個人的な情報と一緒に)情報を流出させることも確認している。なお、アプリの32%がバッテリー使用率、24%がネットワーク使用率、28%がメモリ使用率を「消費させる」アプリと分類されている。
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