日本ポステック(東京都新宿区)は21日より、低価格Androidタブレット『Chasm(キャズム)』をリリースし、同日より販売を開始する。 『Chasm』はAndroid4.1.1搭載で、価格は9.7インチ版の「Chasm 9」が1万6590円、7インチ版の「Chasm7」が定価1万2390円となっており、通信はWiFi、Bluetoothに対応する。 昨今、POSシステムや決済関連システムなど、タブレットやスマートフォンの業務利用が急速に進んでいるが、一方で端末本体や周辺機器の価格が高価であることが普及の妨げとなっている。そのような課題を解決するため、必要以上の機能を削り安価で業務利用に適したAndroidタブレットとしてChasmは開発された。 Chasmは安価で汎用性が高いため、アプリ開発会社様などが低コストアプリとセットで販売できる。外部デバイスとも容易に接続できるので、タブレット、アプリ、ハードウェアをパッケージしての販売にも適している。日本ポステックでは、すでに全国で多数クレジット・銀聯決済端末など業務用機器について導入受注実績があり、サポート体制を整えている。 なお、2013年5月に3G対応版「Chasm7C」(7インチ版)と「Chasm9C」(9.7インチ版)の販売を予定している。価格は未定。 また日本ポステックでは、POS関連事業者からだけではなく、デジタルサイネージ事業者や、オフィスサプライ販売事業者の配布用電子カタログ、各種教育事業者からも複数の問合せがあり、今後も手軽にタブレットを業務利用できる提案を行ない、業務分野のスマート化の普及を推進していく。Chasm基本スペック●CPU:AML8726-MX Dual core ARM Cortex A9 / 1.5GHz●メモリー:DDR3/1GB●ディスプレイ:7inchTFT液晶、解析度1024x600 / 9.7inchTFT液晶、解析度1024x768●インターフェイス:MicroUSB、MicroSD、miniHDMI●カメラ:フロントカメラ0.3メガピクセル、リアカメラ2メガピクセル●ストレージ:フラッシュメモリー4G(7inch)/8G(9.7inch)