北海道の網走地方気象台は12日、網走で同日、流氷初日となったと発表した。平年より9日早く、昨2012年より5日早い流氷初日だという。流氷初日とは、視界外の海域から漂流してきた流氷が視界内の海面で初めて見られた日。 札幌管区気象台の11日の発表によると、海氷は、能取岬の北東約20kmにある。また、浜頓別町から枝幸町にかけての海岸から約15kmにある。今後1週間、天気は冬型の気圧配置で北または北西の風となる日が多く、気温は平年並か平年より低い状態が続く見込み。このため、海氷は引き続き拡大し、北海道オホーツク海側の海岸の一部に接岸する可能性がある。網走の流氷初日順位表●早い方から第1位:2001年12月27日第2位:1952年12月27日第3位:1966年12月31日第4位:1966年1月3日第5位:1948年1月3日●遅い方から第1位:1993年2月10日第2位:1991年2月5日第3位:2009年2月3日第4位:1989年2月2日第5位:2004年1月31日※統計期間:1946〜2013年●流氷初日:視界外の海域から漂流してきた流氷が視界内の海面で初めて見られた日…今年1月12日、平年1月21日、昨年1月17日●流氷接岸初日:流氷が接岸、または定着氷と接着して沿岸水路が無くなり船舶が航行できなくなった最初の日…平年2月2日、昨年2月17日●海明け:全氷量が5割以下になり、かつ沿岸水路ができて船舶の航行が可能になった最初の日…平年3月20日、昨年3月29日●流氷終日:視界内の海面で流氷が見られた最後の日…平年4月11日、昨年4月16日※平年は1981〜2010年の30年間の平均値