日本マイクロソフト株式会社は1月9日、2013年1月のセキュリティ情報を公開した。公開されたセキュリティ情報は事前通知通り7件で、最大深刻度「緊急」が2件、「重要」が5件となっている。今回の更新プログラムで修正された脆弱性は、CVEベースで12件。内容は以下の通り。「緊急」MS13-001:Windows 印刷スプーラー コンポーネントの脆弱性により、リモートでコードが実行される(2769369)要再起動MS13-002:XML コアサービスの脆弱性により、リモートでコードが実行される(2756145)再起動が必要な場合あり「重要」MS13-003:System Center Operations Manager の脆弱性により、特権が昇格される(2748552)再起動不要MS13-004:.NET Framework の脆弱性により、特権が昇格される(2769324)再起動が必要な場合ありMS13-005:Windows カーネルモード ドライバーの脆弱性により、特権が昇格される(2778930)要再起動MS13-006:Microsoft Windows の脆弱性により、セキュリティ機能のバイパスが起こる(2785220)要再起動MS13-007:Open Data プロトコルの脆弱性により、サービス拒否が起こる(2769327)再起動が必要な場合あり今回、脆弱性が公開されているもの、および悪用が確認されているものはない。マイクロソフトでは企業ユーザにおける適用優先度の最も高いものとして「MS13-001」および「MS13-002」を挙げている。なお、2012年12月29日に公開されたセキュリティアドバイザリ「Internet Explorerの脆弱性により、リモートでコードが実行される(2794220:CVE-2012-4792)のパッチについては、開発およびテストが完了次第公開する予定としている。