トールキンによる冒険小説作『ホビットの冒険』を完全映画化するエピック・ファンタジー・アドベンチャー「ホビット」シリーズ。3部作の第1部『ホビット 思いがけない冒険』のワールドプレミアが28日、ニュージーランドで開催された。 ピーター・ジュクソン監督の出身地でもあり、「ホビット」シリーズの舞台である“中つ国”のロケ地ニュージーランドでは、政府観光局とタイアップし、様々なPRを行なってきた。そしてその集大成でもあるワールド・プレミアが、現地時間28日にニュージーランドの首都ウェリントンにて開催された。 プレミア会場となるエンバシーシアターからリーディングシネマズに沿って、コートニープレイスに500メートルのレッドカーペットが敷かれた。エンバシーシアターの正面に取り付けられたカウントダウン時計と、今回のプレミアには参加できないイアン・マッケラン演じる灰色のガンダルフの像が、作品の世界観を強く醸し出していた。 世界各国から約13万人のファンが訪れ、熱狂するファンたちはキャラクターにコスプレするなど、会場はホビット一色に雰囲気になっていた。ゲストの一人には、『アバター』『タイタニック』のジェームズ・キャメロンの姿も。そして監督・キャスト陣が登場し、サイン・撮影に応じると会場は最大に盛り上がった。 第1部『ホビット 思いがけない冒険』は、12月14日(金)丸の内ピカデリー他、日本全国公開。