トレンドマイクロ株式会社は9月5日、中国のアンダーグラウンドについて解説するシリーズの第5弾として、第4かつ最後の「バリューチェーン」となる「悪意あるハッカーの手法、ツールおよび育成」をブログで紹介している。どのようなアンダーグラウンドコミュニティも、ツールやトレーニングがなければ遅かれ早かれ破錠してしまう。中国のアンダーグラウンドには、コミュニティの新規メンバーを育成するための明確なプロセスが存在する。多くの場合、育成を終えたばかりのメンバーは経験が少ないため、他のサイバー犯罪活動に参加することによって経験を積む。また、自己学習をするための育成用教材も作成および販売されている。経験豊かなメンバーは「生徒募集」といった広告を投稿することがあり、新規メンバーは「弟子入り希望」といった広告を投稿しているという。