現在、携帯電話は都市部を中心に普及しているものの、海外の携帯電話会社との接続(ローミング)は進んでおらず、海外の携帯電話のほとんどはミャンマーでは使えないという。電話会社は、ミャンマー郵電公社(Ministry of Communications, Posts and Telegraphs)が唯一の事業社。回線数が限られているため新規購入が難しく、ポストペイド型の携帯電話を所有するには、何らかの方法で加入者が保有する回線を譲り受ける必要があり、価格も高額となる状況がある。プリペイドSIMカードは販売されているが、日本へ発信する場合、プリペイドカード1枚で5~6分間しか通話できず、切れると新たなカードでのリチャージが必要で、3ヵ月間の有効期限があり、ビジネス用途には使いにくい商品といえる。