米Mozillaは2日(現地時間)、2月に発表した「Open Web Device(OWD)」を「Firefox OS」と名称変更し、このOSを搭載した端末を2013年初頭に発売すると発表した。
OWDはMozillaのオープンモバイルOS「Boot to Gecko(B2G)」をベースにしたモバイル向けプラットフォームとして登場した。完全なオープンソースとなっており、HTML 5ベースであるのが特徴。既存のモバイル向けプラットフォームは、利用できるアプリがネイティブアプリだけだが、Firefox OSではHTML 5アプリが使えるクロスプラットフォームとなる。
2月の発表時点ではスペインの大手キャリアTelefonicaと協力し、年内に搭載端末を発表するとしていた。それよりやや遅れているものの、計画は概ね順調に進んでいるとみられる。今回の発表では、Sprint、Telecom Italiaなど賛同している通信キャリアも多数発表された。端末は中国のTCL Communication TechnologyとZTEが製造する。