米Twitterは17日(現地時間)、公式ツイッターで「Do Not Track(DNT)」機能をサポートすることを発表した。DNTは広告などに利用するためにユーザーの情報を読み取る「トラックング」を拒否する機能。 トラッキングを巡っては、今年2月に、Googleがアップルのブラウザの設定を回避してトラッキングをしていることが問題視された。こうしたトラッキングはGoogleに限らず一般的に行われていることがわかるにつれ、Googleへの過度な批判は収まったものの、ユーザーが知らぬ間に蔓延していたトラッキング行為への不安感は、米国では極めて大きなものとなった。その解決策をオバマ大統領が提言したほどだ。 オバマ大統領の提言は「Consumer Privacy Bill of Rights」と題した文書で示され、その中でブラウザメーカーにDNT機能を搭載するように呼びかけている。今回のTwitterの発表はこのDNT機能をサポートするというもので、ヘルプページで主要なブラウザでDNT機能を有効にする設定方法を紹介している。 主要なブラウザのメーカーはすでにDNT機能を導入することを連邦政府に約束している。しかし、現時点でDNT機能を使うには、ブラウザの初期設定を変更したり、拡張機能を導入する必要がある。