オムロン ソフトウェアのモバイルソリューション事業部営業部主任の倉谷剛弘氏と開発部博士(工学)の林 信吾氏は、同社のリアルタイム翻訳アプリ「TranScope」ついて話す。
デモでは韓国語で書かれたメニューにスマートフォンのカメラをかざすと、液晶画面には日本語に翻訳されたメニュー名がリアルタイムに表示されていた。このアプリは同社独自で持つ多言語OCRエンジン「モバイルOmCR」を組み込んだもの。スキャナでの読み取りに比べて、カメラでの読み取りでは影がでたり暗かったりといった悪条件が重なる。そのため、影を減らす、明るくするなど文字認識をする前の処理に工夫を凝らしているという。
また、「モバイルOmCR」をコアとしたAndroid向けの名刺読み取りアプリ「Bizcaroid」も提供。撮影した名刺をOCR認識して文字列に変換。アドレス帳登録機能やEvernoteとの連携などを搭載している。