2件目のケータイショップ取材は、実はこちらが本命だったのだが、LG U+のショップ。LG U+は韓国のキャリアの一つで、したがってこのショップは日本で言うdocomoショップなどの直営店のようなものだ。当然ながらLG以外の端末も扱う。ここは先程のショップ以上に人通りの多い場所にあり、観光客も多い。しかし、意外にもショップの雰囲気は落ち着いている。 Optimus Vuは専用コーナーを作って展示されていた。早速店員に聞いたところ、このショップの人気商品の1位となっているそうだ。ユーザー層を聞くと、やはり20~30代が多いという。大きなディスプレイから年配の人に意外な人気があるのではと思い聞いてみると、別の端末を指さした。そのスマートフォンは普及価格帯のものだが、モードを切り替えるとアイコンや文字が大きくなる。ちょうど日本の簡単ケータイのような位置づけらしい。しかしフィーチャーフォンではなくスマートフォンだ。同じような製品が今後日本でも登場するかもしれない。 もうひとつ気になっていたiPhoneの韓国での人気を聞いてみると、以前は大人気だったそうだが、今ではそれほどでもないという。日本人以上に熱しやすく冷めやすい韓国人の嗜好も影響しているようだが、韓国ではスペックをしっかりと比較して機種選びをする傾向が強いようだ。iPhone 4Sが登場したときも、あまり代わり映えがしないという期待はずれの声が大きかったという。ハードウエアのスペックを比較すれば、iPhoneが最新のAndroid端末に負けているのは間違いないところだ。だから人気がないというシンプルな図式らしい。 アクセサリ売り場に目を向けると、Optimus Vu用のケースがたくさんある。いくつかをLGのスタッフが購入して、どの色が気に入ったかを日本のプレスに熱心に聞いていたのが興味深かった。しかし、これら非純正のケースもペンを収納する場所は工夫されていなかった。これは意外。 もう一目にとまったのが、端末の消毒器。超小型の冷蔵庫のような本体の中に自分の使っている端末を入れると、紫外線で消毒、殺菌をしてくれるらしい。塗装などを傷めないか心配な気もするが、日本でもショップにこんな機械をおけば女性に人気が出そうだ。
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