Consumer Surveyの概要は次のようなもの。ある企業がマーケティングのためにアンケート調査をしたいとき、Googleに広告を出稿するような感覚でアンケート調査を以来する。一方、ウェブサイトの運営者はGoogleと契約して広告の代わりにアンケートを設置。ユーザーがアンケートに答えるたびに、Googleから一定の金額を受け取れる。ただし、アンケートに答えるユーザーに見返りが必要なので、サイト内の有料コンテンツを閲覧する権利を与える。
Googleによると、すでに「The Texas Tribune」、「Star Tribune」、「Adweek」など数社の新聞社がConsumer Surveyの利用を開始したという。
アンケートの内容は依頼する企業が選択でき、そのアンケートを設置するサイトの種類も指定できる。アンケート結果は早ければその日のうちに届けられるため、マーケティングをしたい企業は低価格でで迅速な調査が可能となる。料金は回答1件あたり、01~0.5ドル。一方、アンケートを設置するサイトは最低回答率を達成することが義務付けられるなど制約があり、アンケートの質を保つよう配慮されている。
懸念されるプライバシーについては、すべての回答が匿名で、ユーザーのアイデンティティと関連付けられることもなく、ターゲット広告に利用されることもないとGoogleでは説明している。なお、Consumer Surveyは現在のところ英語のみの対応で、調査対象地域も米国に限られている。