「PlayBook」は、マルチタッチに対応した7インチのディスプレイを採用し、本体サイズは130×194×10ミリ、重量400g。CPUには1GHzのデュアルコアプロセッサを採用、前面と背面にはカメラを搭載し、前面は300万画素、背面は500万画素となっている。フルハイビジョン動画(H.264、MPEG4、WMV)をHDMI経由でアプトプットできる。WiFiは802.11a/b/g/n。また、HTML5やAdobe Flash 10.1に対応する。 日本では未発売で、投入の時期も明らかにされていない。
PlayBookのOSはQNX NeutrinoをベースにしたBlackBerry Tablet OSで、現在のところ、同OSが動作するタブレットはこの1機種のみ。すでにPlayBookを所有しているユーザーは発表されたアップデート版を無料でダウンロードして利用できる。
前バージョンでは電子メール、カレンダー、連絡先などのアプリが搭載されない非常にシンプルな仕様だったが、今回のアップデートではこれらの機能を大幅に増強した。メールクライアントはもちろん、ビジネスで必須のドキュメント編集機能なども採用されている。また、連絡先やカレンダーはFacebookやTwitterに対応しているほか、一部のAndroidアプリが使えるようになった。
PlayBookはiPadやKindle Fireなと競合する位置づけの製品だが、投入のタイミングが遅れたこともあって販売は低迷。今年に入ってからは大幅な値下げを実施するなどテコ入れを図っている。RIMはスマートフォンのマーケットでもAndroidを前に苦戦を強いられており、1月にはCEOを交代して経営の立て直しを急いでいる。PlayBookについても、値下げとOSアップデートにより販売が上向くか注目されるところだ。