米AMDは2日(現地時間)、恒例の「AMD Financial Analyst Day」を開催し、今後の開発ロードマップを明らかにした。初のタブレット向けAPUを今年後半に出荷する。 ロードマップではCPUとGPUを統合したAPU(Accelerated Processing Unit)の超低消費電力版「Hondo」(開発コード名)を2012年後半にOEM向けに出荷開始する計画となっている。これは同社初のタブレット端末用APUで、「Bobcat」コアを1~2個搭載する。 パソコンやサーバー向けCPU大手のインテルとAMDは、タブレットやスマートフォン向けのCPUが無く、成長著しいこの分野に完全に取り残されたかたちとなっている。インテルとのシェア争いで苦境に立っているAMDはタブレット向けAPUの投入に活路を見出す戦略。 主力製品であるデスクトップ向けCPUについては、32ナノメートルプロセスルールの「Piledrive」コアを8基実装する第2世代のFXシリーズ「Vishera」が2012年後半に投入されることが明らかにされた。