いよいよInternational CES2012が1月10日(米国時間)よりスタートする。8日はそれに先立ち、ショー本会場に出展しないメーカーなどが中心となるプレス向けイベント「CES Unveiled」がベネチアンホテルで開催された。このイベントで驚かされたのは、そのイベントに並ぶプレスの列。従来の倍以上、おそらく過去最高と思わせるほど多くの人が並んだのだ。そのため、開場されてから入場するまでに30分近くもかかってしまう始末。やっとの思いで会場に入るとどのブースも、人人の山。そんな中、富士通が北米市場にタブレットやスマートフォン「arrows」シリーズで年内にも市場参入するべくこのイベントに出展していた。北米市場は多くのメーカーが参入し、熾烈な戦いを強いられることは目に見えている。そんな中で参入することに勝算はあるのか。説明員によれば、「厳しい市場であることは承知の上。インフラである通信システムから端末まで一貫して供給できる富士通だからこそ、強みを発揮できるチャンスはあると考えている」と話す。会場では防水対応のタブレットを準備し、これを水の中に付けて動作させるパフォーマンスも実施。北米ではこうした機種は登場していないため、歓声が上がることもあった。また、10日から開催される本会場のブースでは、日本で発売予定のクアッドコア搭載の新機種も参考出品する予定だという。こちらは10日以降レポートしたい。