英OLPCの代表ニコラス・ネグロポンテ氏は7日(現地時間)、事業の目標としていた100ドル未満のパソコンであるAndroidタブレット「XO-3」をCES 2012で披露すると発表した。 OLPC(One Laptop Per Child)は発展途上国の子供に1人1台ずつのパソコンを提供することを目的とするNPO。そのために100ドル以下という低価格を目標にパソコンを開発してきた。日本でも「100ドルパソコン」として話題になったラップトップ「XO」や、ノートパソコンのXO-2がすでにリリースされているが、いずれも100ドルより高い価格となっている。 XO-3は8インチのディスプレイを搭載するAndroidタブレットとなっている。タブレットとしたことでコストダウンが可能となり、初めて100ドル以下という目標が達成される見込み。中国製やインド製の低価格なタブレットはすでにいくつもあるが、XO-3は教育用であることから高い耐久性を備えており、防水仕様で長寿命のバッテリーを搭載し、厚みは1/4インチだという。