スターティアラボは26日、電子ブック作成ソフト「Digitalink ActiBook(デジタリンク アクティブック)」において、HTML5に対応した電子ブックの作成が可能になるバージョンのベータ版を、2012年2月を目途に公開することを発表した。 「ActiBook」は、PCやiPhone、iPad、Android搭載スマートフォンに対応した電子ブックの作成ができる制作ソフト。現在、iOSを搭載したスマートフォンやタブレット端末においてはFlashの表示ができず、電子ブックの閲覧にはApp Storeから閲覧用アプリ「ActiBookアプリ」をダウンロードする必要がある。HTML5に対応することで、アプリのダウンロードを行わなくても、iPhoneやiPad、Androidから電子ブックの閲覧が可能となる。また、PC用、アプリ用、HTML5対応版の同時作成が可能で、制作者側の作業コストも最小限に抑えることができるとしている。 同社では、今回のバージョンアップにより電子ブックの閲覧を用意にすることで、電子ブックユーザーの更なる獲得を目的としており、電子ブック業界におけるデファクトスタンダードへ向け、更なる販売促進を行っていく予定とのこと。なお、「ActiBookアプリ」の開発は今後も続けていくとしている。