ルノーは15日、フランスのラルディに建設中のEVテストセンターが完成したことを明らかにした。ルノーは日産自動車とともに、グループの総力を挙げてEVのリーディングカンパニーを目指している。今回のEVテストセンターの開設も、その一環。テストセンターは2棟からなり、約100ものテスト用ベンチを備えている。そのうち8ベンチが、モーター用。モーターの出力や耐久性、安全性、振動などのテストが、気温などさまざまな条件を変えて行われる。ルノーによると、20年、30万kmの使用に耐える性能が追求されるという。また、41ベンチはリチウムイオンバッテリー用。充電や放電を繰り返しながら、バッテリーの耐久性などが試される。30名のエンジニアが、年間17万時間に及ぶテストを行える体制だ。ルノーのジャック・プロスト副社長は、「我々の目標は信頼性が高くパワフルで100%安全な車を販売すること」と語っている。