ビデオリサーチインタラクティブ、オールアバウト、NTTレゾナント、日本マイクロソフト、ヤフーの5社は22日、インターネット広告効果に関する共同調査「ネット広告バリューインデックス(Net Ad Value Index:略称NAVI)プロジェクト」の2011年版結果データを公表した。 この調査は、インターネット広告認知やブランディング効果等、“インターネット広告の露出自体の効果”を検証して効果の基準値を作成することを目的として、2007年から5社が共同実施しているもの。調査結果データの発表は2008年4月、2009年12月に続き、今回で3期目。 それによると、インターネット広告出稿時にはインターネット広告到達者の30.6%が広告を認知しており、タレント/キャラクターをクリエイティブに使用した場合の認知率は、非使用にくらべ12ポイントアップすることが判明した。また広告認知者の65.2%が広告内容を理解しており、インターネット広告出稿により、広告到達者のメッセージ理解は広告非到達者の1.22倍、広告商品の購入/利用意向は1.15倍となった。広告到達回数の増加とともにインターネット広告認知/ブランディング効果は拡大し、広告効果最大化のポイントとなる広告到達回数は“12回”であることが判明した。 過去の調査時期と比較すると、広告到達回数がインターネット広告認知率に与える影響はより強力になっており、広告サイズの拡大や広告クリエイティブのリッチ化の一層の浸透などにより、広告認知者における広告内容の理解度、広告商品の購入/利用喚起やサイトアクセス意向などが上昇していることが背景にあると見られている。また、インターネット広告とテレビ広告を連動した広告出稿は、お互いの広告認知にプラスの影響を与え合っていることも確認された。