Skypeは、モバイル端末向けグループチャットを運営する米国のGroupMeの買収について両社で合意に達したことを明らかにした。GroupMeの買収により、Skypeはモバイル向けサービスの拡充・強化を図る狙い。 GroupMeはニューヨークを拠点に2010年に設立。インスタントグループチャットサービスなどを手がけている。 SkypeのCEO、トニー・ベイツ(Tony Bates)は「SkypeとGroupMeは、10億人に及ぶ日常のコミュニケーションの選択肢となるようなアプリケーションとエクスペリエンスを創造するビジョンを共有している。今回の買収は、Skypeにおける音声、ビデオそしてテキストの製品群にとって、うってつけの強化となる」を述べた。 SkypeはPC向けに幅広く音声およびビデオ通信サービスを提供しているが、GroupMeの買収により、位置情報機能などを含んだテキストベースのコミュニケーションを世界的に展開する。Skypeは2011年初頭にもモバイルビデオサービスの米Qikを買収済みだ。