WebAccessがインストールされたら、そのまま実行すればよい。BuffaloloNAS.comネームを聞かれるので、自分のNASに設定した名前を入力する。今回レビューではAndroid端末によるアクセスを試してみた。端末はSamsungのGALAXY S IIである。接続したNASのフォルダがどのように見えるかは写真を見てもらえばわかると思う。通常のファイルビューアーのようなインターフェイスでフォルダやファイルの表示が可能である。
●ファイルフォーマットの注意点
ただし、当然ながら端末側でそのファイル(フォーマット)を認識できて表示できなければならない。JPEGなど静止画系はまず問題ないが、動画フォーマットは注意が必要だ。モバイル端末系では、データサイズなどからMP4に対応しているものが多い。実際GALAXY S IIもMP4には対応していたが、MOV、AVI、WMVなどは、それぞれのビューアーアプリをインストールして適切な設定をしておくか、モバイル端末で閲覧したいファイルは予めNAS側でMP4など対応フォーマットに変換しておく必要がある。
例えば、WMVならばRockPlayer Liteといったビューアーがある。出先の環境で動画を閲覧することを考えるとMP4などに変換しておくほうが実用的だと思う。筆者は、X Media Recorderというフリーソフトを使ってみた。このソフトはモバイル端末ごとの動画エンコーディングをメニューから選べるようになっており、スマートフォン向けのフォーマット変換に便利である。