インターネット広告の業界団体IAB(The Interactive Advertising Bureau)は13日(米国時間)、米国内における2010年のネット広告の売上を発表。2010年のインターネットの広告売上は260億ドル(前年比15%増)で、過去最高を記録し、新聞の228億ドルを上回った。 また2010年の第4四半期では74億5千万ドル(前年同期比19%増)となった。インターネット広告の売上は5四半期連続で成長しており、2010年の第4四半期は四半期ベースで過去最高だった。 2010年の1年間では、引き続き検索連動型広告の売上が120億ドルでトップ。シェアは46%を占め、前年からは12%の成長となった。またディスプレイ広告が99億ドル(38%)で続いている。前年比で24%の増加となっており、検索連動型広告の成長率を上回った。また2010年のモバイルディスプレイ広告の売上は、5億5千万ドル~6億5千万ドルとなった。 IABのCEO Randall Rothenberg氏は、「消費者は、テレビ番組や映画をオンラインで視聴するなど、より多くの時間をデジタルメディア上で過ごすようになっている。広告主は、マルチメディアでの取り組みがターゲットへリーチするためのキーになると認識してきたようだ」と述べた。