東京商工リサーチが発表した3月の全国企業倒産状況によると、倒産件数は前年同月比9.9%減の1183件と20か月連続でマイナスとなった。ただ、3月11日発生した震災関連の倒産がすでに6件発生するなど、今後震災関連の倒産の増加が懸念される。負債総額は同13.0%減の2702億4400万円となった。産業別では小売業が4か月連続で増加していることが目立つ。倒産の原因別では運転資金の欠乏が2か月連続で前年を上回った。形態別では特別清算が同23.0%増と急増している。負債総額10億円以上の大型倒産は46件で、3月として2年連続で50件を割り込んだ。