みんなのデジタル教科書教育研究会(デジ教研)では、シンポジウム「デジタル教科書から見える教育の未来」を5月15日に大阪ユビキタス協創広場CANVASにて開催する。 同会は、教員、研究者、保護者、出版社、IT企業経営者、プログラマーなどが参加するデジタル教科書に関する研究会。発起人である片山氏は、従来の教育に関わる研究会のほとんどは主に研究者か教員だけで組織される閉じたものであったが、教科書がデジタル化していくという大きな変革の中で新しい教育の在り方を研究していくには、多様な職種や価値観の人たちの参加が不可欠であるとしている。そのうえで同会では「この大きな変革を楽しむこと」を標榜し、入会資格に「デジタル教科書にワクワクする可能性を感じ、子どもたちに素敵なデジタル教科書を手渡したい思いを有すること」と掲げている。会員になると会員専用ページにアクセスして議論をしたり、さまざまな活動に参加することが可能となるという。なお、会費は無料。 今回のシンポジウムは、内田洋行大阪支店内に昨年12月に開設した未来の学習空間「フューチャークラスルーム」が会場となる。第1部はデジ教研の企画によるデモンストレーションや、「学習者用デジタル教科書で授業はこう変わる」と題したプレゼンテーションが行われる。 第2部では新潟大学の上松恵理子氏による企画として、「モバイル・メディア社会から見える教育の未来」をテーマとしたプレゼンテーションとパネルディスカッションの開催を予定している。◆シンポジウム「デジタル教科書から見える教育の未来」開催日:平成23年5月15日(日)時間:13:00〜17:30(開場12:30)場所:「大阪ユビキタス協創広場 CANVAS」内田洋行大阪支店 未来の学習空間「フューチャークラスルーム」参加費:3,000円内容: 第1部 13:00〜15:00 「デジ教研 open meeting04 in Osaka」 第2部 15:00〜17:30 「モバイル・メディア社会から見える教育の未来」参加申し込み:ホームページより指定のアドレス宛てにメールで送信。デジ教研の会員以外も可