米マイクロソフト(Microsoft)は10日(現地時間)、サーバー&ツールビジネス部門(STB)プレジデントのボブ・マグリア氏が今夏に退社すると発表した。同社が公開した、スティーブ・バルマーCEOが全社員に宛てたメールにより明らかになった。後任は今後社内外から探すことになるという。 バルマー氏はメールの中で、「強い地位にいる時が、変化を起こす最も良いタイミングであるが、STBがまさにそうだ。ボブ・マグリア氏と私は、将来の成長に必要な事を話し合ったが、私は今がSTBに新たなリーダーシップを取り入れる時だと判断した。全てのビジネスには、サイクルがあり、このサイクルを維持するためには、新しくて異なる才能が必要となると認識した」と述べた。 これによりマグリア氏は今夏に同社を去ることになるが、退社までの間同社のSTB部門を率いることになる。後任については社内外から探すことになるという。 マイクロソフトでは、去年から上級幹部の辞任が相次いでおり、CSA(Chief Software Architect)で、「Windows Azure」を率いてきたことでも知られるレイ・オジー氏や、同社のビジネス部門の責任者で、現在ノキアの社長兼CEO スティーブン・エロップ氏などが同社を去っている。