米モジラ(Mozilla)は8日(現地時間)、AndroidとMaemoに対応したFirefox 4のベータ版を公開したと発表。今回のベータ版では、ブラウザの「高速化」と「応答性」の向上を重視したという。Android OS 2.0以降に対応しており、英語版のみのリリースとなる。
Android版Firefoxは、デスクトップ版と同じ技術プラットフォームを基盤として、 スマートフォン向けに最適化されており、データの同期機能であるFirefox Syncや、アドオン、スマートロケーションバーなどの機能が搭載されている。またAndroid OS 2.0以降に対応したことで、ピンチ&ズームの操作が可能になったほか、ロケーションバーをタップし、直近の履歴やブックマークなどを開ける「スマートスクリーン」が備えられた。
Android対応のFirefox(アルファ版)ではこれまで、ブラウザの応答性の向上を目的とし、ブラウザのUIを Web コンテンツのレンダリングとは別のプロセスで実行するElectrolysisが実装されていた。今回のベータ版では、全体的なパフォーマンスとスクロール、ズーム、アニメーションなどのグラフィック処理を向上させるLayersが追加された。
《RBB TODAY》