気象庁によれば、台風4号は11日午前、対馬市の北西約100キロをおよそ25キロの速さで東北東へ進んでおり、九州北部に接近した。今後日本海を進み、12日から13日にかけて東北地方に上陸、横断する恐れがある。 台風4号は、中心の気圧は990ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は25メートル、最大瞬間風速は35メートルで、中心の南東側370キロ以内と北西側220キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いている。12日9時には山陰沖、13日9時には襟裳岬の南約130キロに進むと予想され、12日から13日にかけて東北地方に上陸、横断する可能性がある。 この影響で12日6時までの24時間予想雨量は、多い所で、九州北部と山口県が250ミリ、中国、四国が200ミリ、近畿、東海、北海道が150ミリ、九州南部と奄美地方が120ミリとなっている。局地的には1時間に80ミリの猛烈な雨が降る恐れがあるとしている。台風の進路によっては、今後関東地方などへの影響もありそうだ。