炎天下の駐車場にクルマを留めて小一時間、用事を終えて戻ってみると車内に『iPhone』を置き忘れていたことに気がついたのと、iPhoneを見ると液晶パネルに見慣れない警告表示があった。 モニターには、「温度が下がるまでiPhoneは使えない」との趣旨の警告文が書かれており、iPhoneを手にしてみると、日に当たるダッシュボード付近に放置していたため、やけどをしそうなほど加熱していた。 そう、炎天下に駐車した車内にiPhoneを放置してはいけなかったのである。 製品マニュアルには、「iPhoneは、温度が0度~35度に保たれた場所で操作し、温度が−20度~45度に保たれた場所で保管するように設計されています。低温または高温の状態では、電池の寿命が一時的に短くなったり、iPhoneが一時的に正しく動作しなくなったりすることがあります」とある。 また、「駐車した車の中や直射日光の下にiPhoneを放置すると、保管または動作温度範囲を超える場合があります。iPhone上またはiPhoneの内部が結露する場合があるため、iPhoneを使用するときに温度または湿度が急激に変化しないようにしてください」とのことだ。 そのほかに車内でiPhoneを使う際には「エアバッグ装着車について エアバッグの動作時には大きな力がかかります。iPhoneおよびアクセサリ類をエアバッグの上方やエアバッグの動作範囲内に置かないでください」と、車載用携帯電話フォルダーを使う人は取付位置の確認が必要だ。 iPhoneに限らず、携帯電話、ノートパソコン、デジカメ等の電子機器では、バッテリーパックの膨張による液漏れや、火災の発生、などの危険性が考えられるので、炎天下の車内に放置するのは危険と心得るべきだろう。(椿山和雄@レスポンス)
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