ルネサス エレクトロニクス(Renesas Electronics)とノキア(Nokia)は6日、ノキアのワイヤレスモデム時業務をルネサスに約2億米ドル(約180億円)で譲渡する契約を締結したと発表した。同譲渡は今年10-12月期に実施される見通し。また両社は次世代モデム技術の共同開発も実施していくという。 今回の譲渡により、ノキアのGSM・HSPA・LTE規格のモデム技術・特許が、ルネサスに移管される。これらとルネサスのマルチメディア処理技術とRF技術を組み合わせ、最先端のモバイルプラットフォームソリューションを提供するとしている。また、フィンランド、インド、英国、デンマークに拠点を持つノキアの同部門従業員約1,100名もルネサスに移管される。 ルネサスは2009年からノキアのモデム技術のライセンスを受け、HSPA+・LTE対応モバイルプラットフォームをノキアと共同開発してきた。